父逝
4月18日早朝、父が亡くなりました。
享年89才。
大腸癌を煩い、一年三ヶ月ほどの闘病生活の末。
元々延命治療はしなかったので、先生からもそろそろと言われており、覚悟の上でした。
そして昨日20日、送ってきました。
15年以上お世話になっていた施設で。
但しこのご時世。
外からの弔問はダメといわれ、通夜はなし。
告別式も当初は母のみになりそうだったところ、どうしてもと私がOKをもらい、結局妹も当日朝、殴り込みに近い形で出席。
父の弟、叔父は諦めました。
参列頂く方のための椅子も
「間を空けないとダメ」と歯抜けになり、
「やっぱり密室には居させられない」と撤去され、
最後は我々家族のための3脚だけ、ポツン。
施設の職員の方は、仕事の合間を縫って交代で焼香をあげて頂きましたが、入居者さんたちは、会場が密室に近いとの理由で仲がよかった人も焼香を許されず、出棺時のお見送りのみ。
実の親の葬儀に日帰りでの参加となった上に、こんなに寂しいものにならざるを得なかったコロナが恨めしい。
業者の方によると、葬儀自体をさせてくれない施設が殆どだという話だったので、こんな形でも送らせてもらえたのは有り難いことなのかも知れないけれど。
なぜ3月で食い止められなかった?
なぜ未だに終息の気配すら見られない?
このままだと四十九日も出席できるかわからない。
せめて一周忌は賑やかにやってあげたいねと、母と妹とは別れました。
そのためには、この状態を早く終わらせるには、みんながもっと危機意識をもって、自粛すべきを自粛すること。
誰もが菌を持っている。
症状が出てからでは遅い。
既に誰かにウツシテル。
まだまだ先は見えないけれど、辛抱強く頑張ろう。
お父さん、ありがとう!
お疲れさまでした。
そしてごめんね。
一年後はみんなで集まれるようにするからね。
安らかに。
お父さんのカフェインレスコーヒー、生豆のまま、まだ残ってるよ。
合掌
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