火山の国のコーヒー
赤道を挟んで南北に約25℃、ほぼ北回帰線と南回帰線に挟まれた地域でコーヒーは生産されている。
その名も『コーヒーベルト』。
コーヒーノキの原産地アフリカからアジア、中南米の約70か国が名を連ねる。
メキシコの南にあるグァテマラはそんな国の一つだ。
子供のころから古代文明に興味があった私には、マヤの遺跡がある、憧れの国だった。
そしてとてもバランスのとれた味の豆を生産するコーヒーの国。
コーヒー好きとしては、またこの国への親近感が強くなっていくことを否めない。
個人的にはこの豆のコクというか、甘みが気に入っている。
そんなグァテマラが火山でも有名だということを、つい最近知った。
フエゴ火山。
首都グァテマラ・シティーから南西に35km。
日本でいうと東京からすぐ、横浜並みの至近距離にあるこの火山が噴火したのは6月3日。
1週間を過ぎた現在、未だ活動は収まらず、死者の数は既に100人を超えている。
1か月前に噴火したハワイのキラウェア火山では、死者がでていないことを考えると、悲惨さが際立つ。
まだ連絡の取れない行方不明者も多いという。
どちらもこれ以上被害が広がらないこと、そして一日も早い復興を、何よりグアテマラの不明者の一刻も早い救出を祈るばかりだ。
余談だが、偶然どちらもコーヒーの生産地。
キラウェア火山はハワイ島の東寄りにあり、幸い島の西側にあるコナコーヒーの産地、コナ地区への直接の影響はなさそう。
しかし、フエゴ火山の近くアティトラン湖の周辺には、コーヒー園も多いと聞く。
キラウエア火山と異なり大量に噴出され続ける火山灰が、コーヒー農園に影響しないことも、グアテマラの皆さんの無事と合わせて祈りたい。
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